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戦国時代の「野蛮な風習」を終わらせる
徳川綱吉の時代になっても、世の中には戦国時代の野蛮な風習が残っていました。武士が辻斬り(試し斬り)をしたり、捨て子や行き倒れの病人を道端に放置したりすることが横行していたのです。儒学(学問)を深く学んでいた綱吉は、「力ではなく、慈悲の心で国を治めなければならない」と強く考えていました。

とくがわ つなよし
徳川綱吉
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徳川綱吉の時代になっても、世の中には戦国時代の野蛮な風習が残っていました。武士が辻斬り(試し斬り)をしたり、捨て子や行き倒れの病人を道端に放置したりすることが横行していたのです。儒学(学問)を深く学んでいた綱吉は、「力ではなく、慈悲の心で国を治めなければならない」と強く考えていました。
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教科書で習う「生類憐れみの令」という名前の法律は存在しません。これは24年間にわたって出された、130回以上もの「命を大切にしろ」というお触れ(法令)の総称です。最初は「捨て子や病人を保護しろ」「馬を重荷で酷使するな」といった、現代の福祉施設や動物愛護法に近い、非常にまともで先進的な内容からスタートしました。
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しかし、晩年になるにつれて法令は極端になっていきます。「犬を傷つけた者を処罰する」といった事例が出始めると、役人たちが将軍の意向を「忖度(そんたく)」しすぎて、蚊を叩いただけで罰せられるといった過剰な取り締まりを行うようになりました。目的は正しかったものの、運用が暴走してしまったため、後世に「最悪の暴君」というフェイク(誇張)を含んだ汚名を着せられてしまったのです。
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