01
女性嫌いで「魔法」を修行する変人に気に入られる
義澄(当時はお坊さんで清晃と名乗っていました)を将軍に押し上げた細川政元という男は、超絶な変わり者でした。「女性に触れると魔法が使えなくなる!」と生涯独身を貫き、天狗になるための修行(修験道)や、空を飛ぶ呪術の練習ばかりしていたのです。そんな「魔法使いのオジサン」がクーデターを起こし、手頃な親戚の男の子だった義澄を拉致同然で京都へ連れてきて、11代将軍に据えてしまいました。


あしかがよしずみ
足利義澄
室町幕府11代将軍・足利義澄(あしかが よしずみ)。前任者の義稙がクーデターで追い出されたため、代わりに「神輿(みこし)」として連れてこられた人物です。彼を将軍にしたのは、女性を嫌い、魔法の修行に明け暮れていた変人・細川政元。強烈すぎるスポンサーに人生を振り回された、薄幸の将軍のエピソードです。
01
義澄(当時はお坊さんで清晃と名乗っていました)を将軍に押し上げた細川政元という男は、超絶な変わり者でした。「女性に触れると魔法が使えなくなる!」と生涯独身を貫き、天狗になるための修行(修験道)や、空を飛ぶ呪術の練習ばかりしていたのです。そんな「魔法使いのオジサン」がクーデターを起こし、手頃な親戚の男の子だった義澄を拉致同然で京都へ連れてきて、11代将軍に据えてしまいました。

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最初はただの「操り人形」として大人しくしていた義澄ですが、成長するにつれて「俺も自分の意思で政治がしたい!」と思うようになります。しかし、幕府の実権は完全に細川氏に握られていました。義澄は邪魔な細川政元を排除しようと、密かに暗殺計画(または呪詛)を企てますが、あえなく失敗。逆に政元の怒りを買い、将軍でありながら肩身の狭い監獄のような日々を送ることになります。

03
義澄の最大の不幸は、彼を支えていた細川政元が身内の暗殺で死んでしまったことでした。最大のパトロンを失った直後、かつて追い出された「前の将軍(義稙)」が大軍を率いて京都に攻め上ってきます。後ろ盾を失った義澄は、将軍の宝剣や宝物を抱えて京都から近江(滋賀県)へと逃亡。何度も京都を取り戻そうと軍を派遣しましたが全て失敗し、逃亡先で31歳の若さで無念の病死を遂げました。

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