Photo: Momoyama-period artist / Wikimedia Commons / Public domain01
知将・小早川隆景による寺領寄進と手厚い保護
佛通寺を開山した小早川氏は、鎌倉時代からこの地(沼田荘)を治めていた名族です。戦国時代に入り、毛利元就の三男である隆景が小早川家に養子に入って当主となると、彼は毛利家の「両川(吉川・小早川)」の一つとして中国地方の平定に多大な貢献をしました。 小早川隆景は、養家である小早川氏の氏寺的存在であった佛通寺を非常に大切にしました。戦乱で荒廃しかけていた伽藍の復興を支援し、寺領を寄進して手厚く保護したのです。 冷静沈着で教養が高く、豊臣秀吉からも「日本を治める器がある」と高く評価された隆景にとって、深い山林に囲まれたストイックな禅寺は、激しい権力闘争の合間に精神を整え、自らの戦略を静かに練り上げるための極めて重要な精神的拠点であったと考えられています。






























































