01
「女性立ち入り禁止」の常識を打ち破った寺
平安時代に空海が開いた真言宗の聖地・高野山は、厳格な修行の場であったため、明治時代に至るまで長らく「女人禁制(女性は山に入ってはいけない)」というルールがありました。当時の仏教界では、女性の存在が修行の妨げになると考えられていたためです。しかし、同じ真言宗の寺院でありながら、室生寺は全く違う方針をとりました。古くから女性の参拝を広く許可し、祈りの門を開き続けたのです。そのため、高野山にお参りできない女性たちは、こぞってこの室生寺へと足を運びました。誰が呼ぶともなく、いつしか人々はこの寺を親しみと感謝を込めて「女人高野」と呼ぶようになったのです。

「女性立ち入り禁止」の常識を打ち破った寺
Photo: LEGACY_REFERENCE: /var/lib/are-iina/unpublished/temples/muroji


