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「三井寺」の名の由来となった三帝産湯の霊水
三井寺の正式名称は「園城寺」ですが、一般的には三井寺の名で広く親しまれています。この呼び名の由来は、金堂のすぐ脇にある「閼伽井屋(あかいや)」と呼ばれる小さな建物の内部にあります。 この建物の岩間からは、古くから清らかな霊泉が湧き出しており、天智天皇、天武天皇、持統天皇という三人の天皇が誕生した際、この水が産湯(うぶゆ)として用いられたと伝えられています。そこから「御井(みい)の寺」と呼ばれるようになり、転じて「三井寺」という通称が定着しました。 現在でも閼伽井屋の格子越しに、ポコポコと音を立てて湧き出し続ける霊泉の様子を見ることができます。建物の正面上部には江戸時代の彫刻職人・左甚五郎の作と伝わる龍の木彫りがあり、夜な夜な琵琶湖へ水を飲みに抜け出したため目に釘を打たれたという伝説も残るなど、水に対する深い信仰が息づいています。

Photo: Hyppolyte de Saint-Rambert / Wikimedia Commons / CC BY 4.0
Photo: Daderot / Wikimedia Commons / CC0



































