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砂漠の魔神「深沙大将」が結んだ、親の駆け落ち伝説
深大寺の開山は、天平5年(733年)に満功上人(まんくうしょうにん)によって行われました。この満功上人の誕生には、あるドラマチックな縁結びの伝説があります。 満功上人の父(福満)は、ある郷長の娘と恋に落ちましたが、娘の親から猛反対され、娘は湖の小島に隔離されてしまいました。福満が水神である「深沙大将」に祈願したところ、霊亀が現れて彼を背中に乗せ、小島へ渡してくれました。二人は結ばれ、やがて生まれた満功上人が、父の願いを受けて深沙大将を祀るために建てたのが深大寺(深沙大将の寺)の始まりです。 奇妙なのは、深沙大将が本来『西遊記』のモデルとなった玄奘三蔵を「砂漠(流砂)」で助けた魔神(沙悟浄のルーツともされる)である点です。砂漠の神が、日本ではなぜか「水神」として反転して信仰され、武蔵野の湧水地で男女の仲を取り持つ縁結びの仏へと変貌を遂げたという、宗教伝播のバグのような不思議な現象が起きています。

Photo: Unknown author Unknown author / Wikimedia Commons / Public domain
Photo: Takashi Hososhima from Tokyo, Japan / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0






















































