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宇多天皇の出家と、皇族がトップを務める「門跡寺院」の始まり
仁和寺は、第58代光孝天皇の勅願によって建設が始まり、その遺志を継いだ第59代宇多天皇によって完成しました。寺号は完成時の元号である「仁和」から名付けられています。 創建から約10年後、宇多天皇は天皇の位を退いて出家し、仁和寺の境内に「御室(おむろ)」と呼ばれる僧坊(住居)を構えて自ら住職となりました。これが、皇族や貴族の子弟が代々住職を務める「門跡寺院」という制度の始まりです。 以降、幕末に至るまでの約千年間にわたり、仁和寺の住職(門跡)は代々皇室出身の法親王(ほっしんのう)が務めました。境内は単なる宗教施設ではなく、天皇家の別邸としての極めて高い格式を持ち、仁和寺一帯の地名が現在も「御室」と呼ばれているのはこの由緒に由来しています。

Photo: 663highland / Wikimedia Commons / CC BY 2.5
Photo: Nekosuki / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

































