朱の盤

しゅのぼん

朱の盤

朱の盤|顔が真っ赤なお盆! 朱の盤の「一発芸」ホラー

基本情報

名称
朱の盤
読み
しゅのぼん
分類
妖怪
主な伝承地
新潟県(越後国)などに伝わる妖怪
出現場所
新潟県(越後国)などに伝わる妖怪
特徴
新潟県(越後国)などに伝わる妖怪。顔が朱塗りのお盆(盤)のように丸くて赤く、目や口が異常に大きい姿をしている。現代の妖怪エンタメ作品では、ぬらりひょんの部下(用心棒)として描かれることが多い。
主な伝承・資料
水木しげる『水木しげるの妖怪事典』(東京堂出版)、小松和彦編『日本妖怪学大全』(小学館)

01

真っ赤な顔を見せつけるだけの恐怖

夜道を歩いていると、前方から怪しい影が近づいてきます。すれ違いざまにその顔を見ると、顔が「真っ赤に塗られたお盆(盤)」のように丸く平べったく、額には角があり、耳まで裂けた口とギョロリとした目をしています。

これが「朱の盤(しゅのばん)」です。彼はこの恐ろしい顔を「バーン!」と見せつけてくるだけです。しかし、その顔面のインパクトがあまりにも強烈なため、見た人間は恐怖のあまり泡を吹いて気絶してしまうのです。

真っ赤な顔を見せつけるだけの恐怖

02

「のっぺらぼう」とのコンボ技

朱の盤の伝承で有名なのが、怪談の王道パターンである「二度見の恐怖」です。

朱の盤を見て気絶し、命からがら逃げ出した男が、通りすがりの人に「今、真っ赤な顔の化け物が出たんです!」と助けを求めます。するとその人が「その顔は……こんな顔だったか?」と振り返り、自分も「朱の盤(またはのっぺらぼう)」の顔に変身して二度驚かせるというコンボ技を使います。落語や怪談の古典的なフォーマットにピッタリの妖怪です。

「のっぺらぼう」とのコンボ技

03

「ぬらりひょんの部下」としての大出世

もともとは新潟県のローカルな妖怪でしたが、現代のポップカルチャー(特に水木しげる作品)において、彼は「大出世」を果たします。

大きな赤い顔に屈強な体を持つデザインが、妖怪の総大将である「ぬらりひょん」の「用心棒(右腕)」というポジションに見事にはまったのです。今やアニメやゲームでも、ぬらりひょんの隣には必ずと言っていいほどこの朱の盤が控えており、強面の戦闘員として日本中の子供たちに認知されています。

「ぬらりひょんの部下」としての大出世

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