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キツネ・タヌキに並ぶ「化けの達人」
日本の昔話で人を化かす動物といえばキツネとタヌキが双璧ですが、水辺の妖怪として忘れてはならないのが「川うそ(カワウソ)」です。
彼らは人間(特に美少女や坊主)に化けて、夜道を歩く酔っ払いをからかったり、道に迷わせたりします。また、大のお酒好きで、人間に化けて酒屋に「お酒を売ってくれ」と買いにやって来る(そしてお金の代わりに木の葉を置いていく)という、ちゃっかりとしたエピソードも多く残されています。


かわうそ
川うそ
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日本の昔話で人を化かす動物といえばキツネとタヌキが双璧ですが、水辺の妖怪として忘れてはならないのが「川うそ(カワウソ)」です。
彼らは人間(特に美少女や坊主)に化けて、夜道を歩く酔っ払いをからかったり、道に迷わせたりします。また、大のお酒好きで、人間に化けて酒屋に「お酒を売ってくれ」と買いにやって来る(そしてお金の代わりに木の葉を置いていく)という、ちゃっかりとしたエピソードも多く残されています。

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しかし、カワウソの化け方はキツネほど完璧ではありません。どこか抜けている「ドジっ子」なのが特徴です。
美少女に化けたつもりでも、「頭に被っていたものがズレて、カワウソの顔が丸見えになっていた」とか、「魚の匂いを嗅いだ瞬間に、我慢できずに四つん這いになって飛びついてしまい、正体がバレた」といった、詰めが甘い失敗談が数多く伝わっています。人間にバレて逃げ出す後ろ姿には、憎めない愛嬌があります。

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妖怪として親しまれた「ニホンカワウソ」ですが、毛皮目的の乱獲や川の環境破壊によって数が激減し、1979年の目撃を最後に、2012年に環境省から正式に「絶滅種」に指定されてしまいました。
かつては日本のどの川にもいて、人間と化かし合いをしていた愉快な隣人たちは、文字通り「幻の妖怪」になってしまったのです。妖怪伝承を通して、失われた日本の自然の豊かさを振り返ることができます。

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