キジムナー

ばばさきちょうえき

キジムナー

キジムナー|魚の「目玉」が大好物! キジムナーとの漁業ライフ

基本情報

名称
キジムナー
読み
ばばさきちょうえき
分類
妖怪
主な伝承地
沖縄諸島周辺に伝わる精霊(妖怪)
出現場所
沖縄諸島周辺に伝わる精霊(妖怪)
特徴
沖縄諸島周辺に伝わる精霊(妖怪)。ガジュマルの古い木に住むとされ、赤い髪をした子供のような姿で描かれることが多い。魚の目玉(左目)が大好物。仲良くなると富をもたらすが、裏切ると激しく祟る。
主な伝承・資料
水木しげる『水木しげるの妖怪事典』(東京堂出版)、小松和彦編『日本妖怪学大全』(小学館)

01

ガジュマルの木に住む「赤い髪の子供」

沖縄の古いガジュマルの木の下を通ると、赤い髪をした不思議な子供の姿を見かけることがあります。それが「キジムナー」です。

キジムナーは非常に人懐っこい性格で、人間と一緒に漁(釣り)に行くのが大好きです。キジムナーと仲良くなって一緒に海へ出ると、彼の魔法(または魚を追い込む技術)のおかげで、船が沈みそうなほどの「大漁」になります。貧しい漁師がキジムナーのおかげで大金持ちになる話がいくつも伝わっています。

ガジュマルの木に住む「赤い髪の子供」

02

魚の「左目」だけをくり抜くグルメ

キジムナーの食生活は少し独特です。彼らは魚を食べる時、身を食べるのではなく「魚の目玉(特に左目)」だけをくり抜いてチュルリと食べてしまいます。

キジムナーと一緒に漁をした翌朝、獲れた魚を見てみると、すべての魚の片目だけがない状態になっていると言われます。少し気味が悪いですが、それ以外は人間に実害を与えない(むしろ魚を大量にくれる)ため、漁師たちにとっては最高のビジネスパートナーでした。

魚の「左目」だけをくり抜くグルメ

03

絶対にやってはいけない「タブー」

しかし、キジムナーには絶対にやってはいけないタブーがあります。彼らがこの世で最も嫌悪するものが「タコ」「ニワトリ」、そして「人間のオナラ」です。

一緒に寝ている時にうっかりキジムナーの顔にオナラを浴びせてしまったり、彼らの住処のガジュマルに釘を打ち込んだりすると、キジムナーは烈火のごとく激怒します。怒ったキジムナーは船を沈めたり、家に火を放ったりして、その人間を徹底的に破滅させます。自然の精霊との共生には、最低限の礼儀が必要だという教えです。

絶対にやってはいけない「タブー」

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