01
怪力なのに、頭にフタのないコップを乗せて歩いている
水の中では馬さえも引きずり込むほどの怪力を持つ河童。
ところが、陸に上がると事情が少し変わります。
河童の力は、頭にある「お皿」の水と結び付けて語られることが多く、その水がこぼれたり乾いたりすると力を失うという伝承があります。
せっかく怪力なのに、大事な水を入れている頭のお皿にはフタがありません。
さらに、人間がお辞儀をすると河童もお辞儀を返し、その拍子に頭の水をこぼしてしまう、という話も伝わっています。
人間を水中へ引きずり込むほど恐ろしい妖怪なのに、陸では頭の水を気にしながら歩いていたと考えると、急に少し親しみが湧いてきます。


