青坊主

あおぼうず

青坊主

青坊主|一つ目の青いお坊さん? 青坊主の正体と地域ごとのギャップ

基本情報

名称
青坊主
読み
あおぼうず
分類
妖怪
主な伝承地
日本の妖怪
出現場所
岡山県や香川県では、空き家や古い木にぶら下がる大きな坊主として伝わっており、女性を脅かすこともあったとされます
特徴
日本の妖怪。鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に一つ目の青い僧侶の姿で描かれたことで広く知られるが、解説文がなく詳細は不明。各地の民間伝承にも同名の妖怪が存在する。
主な伝承・資料
鳥山石燕『画図百鬼夜行』、村上健司『妖怪事典』(毎日新聞社)

01

石燕が描いた「一つ目の僧侶」のビジュアル

青坊主(あおぼうず)と聞いて多くの人が想像するのは、鳥山石燕が描いた「一つ目で、青い法衣を着た坊主」の姿でしょう。

草むらの横にどっしりと立ち、こちらをギロリと睨みつける姿はインパクト抜群です。しかし、石燕はこの絵に一切の解説文をつけておらず、「青坊主」という名前とイラストだけを残しました。そのため、この絵の青坊主が一体何をする妖怪なのか、何を意図して描かれたのかは、現在でも推測の域を出ません。

石燕が描いた「一つ目の僧侶」のビジュアル

02

全国各地でバラバラな伝承

石燕の絵とは別に、日本各地には「青坊主」という名を持つ妖怪の民間伝承が残っています。

静岡県では、夕暮れの麦畑に現れて子供をさらう妖怪とされ、麦の青さと掛け合わされています。岡山県や香川県では、空き家や古い木にぶら下がる大きな坊主として伝わっており、女性を脅かすこともあったとされます。このように「青」という言葉が、未熟さや薄気味悪さ、あるいは自然(草木)の色を象徴するものとして、各地で独立して使われていたと考えられます。

全国各地でバラバラな伝承

03

未熟な修行僧のなれの果て?

なぜ「青い坊主」なのでしょうか。「青二才」という言葉があるように、「青」には「未熟である」という意味が含まれます。

厳しい修行を途中で投げ出し、悟りを開けなかった未熟な僧侶たちの無念や執着が、妖怪となって現れた姿だという解釈もあります。本来なら人々を救うはずの僧侶が、一つ目の化け物になってしまう。その強烈な皮肉とビジュアルの良さが、現代の漫画やゲームでも彼が頻繁に登場する理由の一つです。

未熟な修行僧のなれの果て?

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