01
肉の塊に「100個の目玉」
夜の古いお寺や廃屋に潜む「百目(ひゃくめ)」は、その名の通り、肉の塊のようなブヨブヨした全身に、大小「100個の目玉」がビッシリと張り付いている妖怪です。
手足の有無は伝承やイラストによって異なりますが、どこから見ても絶対に目が合うという、トライポフォビア(集合体恐怖症)の人には絶対に直視できない生理的嫌悪感とインパクトを誇るビジュアルです。


ひゃくめ
百目
01
夜の古いお寺や廃屋に潜む「百目(ひゃくめ)」は、その名の通り、肉の塊のようなブヨブヨした全身に、大小「100個の目玉」がビッシリと張り付いている妖怪です。
手足の有無は伝承やイラストによって異なりますが、どこから見ても絶対に目が合うという、トライポフォビア(集合体恐怖症)の人には絶対に直視できない生理的嫌悪感とインパクトを誇るビジュアルです。

02
百目はただ気持ち悪いだけではありません。彼らは優秀な「天然の監視カメラ」です。
夜中に悪事を働く泥棒や不審者を発見すると、体から目玉がポロリと外れ、空中を飛んで泥棒の背中にピタリと張り付きます。張り付いた目は泥棒がどこへ逃げても追跡(ロックオン)し続けるため、絶対に逃げ切ることはできません。悪事を監視し、逃さないという防犯システムが妖怪化したような存在です。

03
これほど有能な監視能力を持つ百目ですが、致命的な弱点があります。それは「目が多すぎるため、太陽の光が眩しすぎて耐えられない」ということです。
そのため百目は完全な夜行性であり、昼間は暗いお寺の床下や洞窟の奥に引きこもってじっとしています。たくさん見えることの代償として、太陽の下を歩く自由を奪われてしまった、少し気の毒な妖怪でもあります。(※なお、「百目」というキャラクターの造形と設定の大部分は、水木しげるの創作によって体系化・定着したと考えられています)。

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