百目

ひゃくめ

百目

百目|体中が目玉だらけ! 百目の「監視カメラ」能力と弱点

基本情報

名称
百目
読み
ひゃくめ
分類
妖怪
主な伝承地
日本の妖怪
出現場所
日本の妖怪
特徴
全身に無数の目を持つ日本の妖怪。水木しげるの作品によって広く知られるようになった。夜行性で、泥棒などを見つけると目が体から飛び出して追跡する能力を持つとされる。古典的な「百々目鬼(どどめき)」にルーツを持つとされる。
主な伝承・資料
水木しげる『水木しげるの妖怪事典』(東京堂出版)、鳥山石燕『今昔画図続百鬼』(百々目鬼のルーツ)

01

肉の塊に「100個の目玉」

夜の古いお寺や廃屋に潜む「百目(ひゃくめ)」は、その名の通り、肉の塊のようなブヨブヨした全身に、大小「100個の目玉」がビッシリと張り付いている妖怪です。

手足の有無は伝承やイラストによって異なりますが、どこから見ても絶対に目が合うという、トライポフォビア(集合体恐怖症)の人には絶対に直視できない生理的嫌悪感とインパクトを誇るビジュアルです。

肉の塊に「100個の目玉」

02

目玉が飛び出して「泥棒をロックオン」

百目はただ気持ち悪いだけではありません。彼らは優秀な「天然の監視カメラ」です。

夜中に悪事を働く泥棒や不審者を発見すると、体から目玉がポロリと外れ、空中を飛んで泥棒の背中にピタリと張り付きます。張り付いた目は泥棒がどこへ逃げても追跡(ロックオン)し続けるため、絶対に逃げ切ることはできません。悪事を監視し、逃さないという防犯システムが妖怪化したような存在です。

目玉が飛び出して「泥棒をロックオン」

03

太陽が眩しすぎる「昼間は引きこもり」

これほど有能な監視能力を持つ百目ですが、致命的な弱点があります。それは「目が多すぎるため、太陽の光が眩しすぎて耐えられない」ということです。

そのため百目は完全な夜行性であり、昼間は暗いお寺の床下や洞窟の奥に引きこもってじっとしています。たくさん見えることの代償として、太陽の下を歩く自由を奪われてしまった、少し気の毒な妖怪でもあります。(※なお、「百目」というキャラクターの造形と設定の大部分は、水木しげるの創作によって体系化・定着したと考えられています)。

太陽が眩しすぎる「昼間は引きこもり」

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