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伊勢神宮は「内宮」と「外宮」がある
日本で最も格式の高い神社である伊勢神宮ですが、実はメインの神殿が二つあります。一つはアマテラスを祀る「内宮(ないくう)」、もう一つが豊受比売神(トヨウケビメ)を祀る「外宮(げくう)」です。
もともと伊勢にはアマテラスだけが祀られていたのですが、約1500年前の雄略天皇の時代、アマテラスが天皇の夢枕に立って、とんでもないワガママを言い出しました。


とようけびめのかみ
豊受比売神
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日本で最も格式の高い神社である伊勢神宮ですが、実はメインの神殿が二つあります。一つはアマテラスを祀る「内宮(ないくう)」、もう一つが豊受比売神(トヨウケビメ)を祀る「外宮(げくう)」です。
もともと伊勢にはアマテラスだけが祀られていたのですが、約1500年前の雄略天皇の時代、アマテラスが天皇の夢枕に立って、とんでもないワガママを言い出しました。

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夢に現れたアマテラスはこう言いました。「私一人で伊勢にいると、毎日の食事が安らかにできない(ご飯が美味しくない)。丹波の国(京都府北部)にいるトヨウケビメを、私の食事係として伊勢に呼び寄せてちょうだい!」
最高神からの突然の指名(ご指名)を受け、トヨウケビメは丹波国から伊勢へと急遽お引越しをさせられ、外宮に祀られることになりました。最高神が「ご飯を美味しく食べるため」だけに呼ばれたという、なんとも平和で人間臭いエピソードです。

03
ただのシェフかと思いきや、トヨウケビメの出身地である丹波国(京都府京丹後市)の古い記録(『丹後国風土記』逸文)には、面白い伝説が残されています。
水浴びをしていた天女が、お爺さんに羽衣を隠されて天に帰れなくなり、お酒を造らされてこき使われた末に家を追い出されてしまったという、悲しい「羽衣伝説」です。この可哀想な天女こそが、実はトヨウケビメだったと記されているのです。苦労人の天女が、最後は最高神のパートナーとして大出世を果たしたサクセスストーリーとも読めます。

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