金山毘古神

かなやまびこのかみ

金山毘古神

金山毘古神|嘔吐物から生まれた金属の神! 金山毘古神の強烈なルーツ

基本情報

名称
金山毘古神
読み
かなやまびこのかみ
神格・役割
イザナミが火の神(カグツチ)を産んで大火傷を負い、病床で苦しんで吐いた「嘔吐物(たぐり)」から化生した神
系譜
その誕生は美しさとは程遠く、死の苦しみの中でもがく母神の体内から吐き出された、ドロドロの鉱石の隠喩だった
関連する神
イザナミ
主なゆかりの地
南宮大社・金山神社
主な登場資料
『古事記』(上巻)、南宮大社(岐阜県)公式由緒
代表的な物語
イザナミが火の神(カグツチ)を産んで大火傷を負い、病床で苦しんで吐いた「嘔吐物(たぐり)」から化生した神。金山毘売神(カナヤマヒメ)とともに、鉱山、金属、鍛冶の神として全国の南宮大社や金山神社で信仰される。

01

苦しむイザナミの「吐瀉物」から誕生

火の神を産んだことで下半身に致命的な火傷を負い、死の淵で苦しむイザナミ。彼女が苦痛のあまり吐き出した「嘔吐物(たぐり)」から生まれたのが、金山毘古神(カナヤマヒコ)です。神話において、これほどグロテスクで生々しい誕生シーンを持つ神様は他にいません。

苦しむイザナミの「吐瀉物」から誕生

02

なぜ嘔吐物が「金属」なのか?

なぜ吐き出したものから金属の神が生まれたのでしょうか。古代の製鉄(たたら吹きなど)では、ドロドロに溶けた高温の鉱石や鉄の不純物が、炉から外へ「吐き出される」ように流れ出ます。この灼熱の鉱石が溶けて流れ出すビジュアルを、苦しんで嘔吐する姿に重ね合わせたという説が有力です。

なぜ嘔吐物が「金属」なのか?

03

全国の刀鍛冶や工場を守る神

誕生のエピソードは強烈ですが、金属の神としての実力は絶大です。刃物や農具を作る鍛冶屋から、現代の鉄鋼メーカーや精密機械の工場に至るまで、金属を扱うあらゆる職人から「安全と繁栄の守護神」として岐阜県の南宮大社などで篤く信仰されています。

全国の刀鍛冶や工場を守る神

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