01
国生みの最初の失敗は「声をかける順番」?
イザナギとイザナミは天の御柱を巡り、出会ったところで結婚の言葉を交わします。最初はイザナミから声をかけました。
その後に生まれた水蛭子は、葦船に乗せて流されます。二柱が天つ神に尋ねると、女神から先に声をかけたことがよくなかったと告げられ、儀式をやり直しました。
これは『古事記』が描く婚姻儀礼の物語です。現代の結婚の正しい順番を示す規則ではありません。

いざなみ
イザナミ
01
イザナギとイザナミは天の御柱を巡り、出会ったところで結婚の言葉を交わします。最初はイザナミから声をかけました。
その後に生まれた水蛭子は、葦船に乗せて流されます。二柱が天つ神に尋ねると、女神から先に声をかけたことがよくなかったと告げられ、儀式をやり直しました。
これは『古事記』が描く婚姻儀礼の物語です。現代の結婚の正しい順番を示す規則ではありません。

02
イザナミは国土に続いて、山や海などに関わる神々を生みます。ところが火の神・火之迦具土神を出産した際、火によって重い傷を負い、病に伏します。
その苦しみの中で、吐いたものや排泄物からも神々が生まれたと『古事記』は伝えます。創造が死に向かう場面でも、なお新たな神が生まれるのです。
やがてイザナミは神避りし、イザナギは深く嘆きます。国と神々の誕生を描く物語の中で、創造を担った女神自身も死から逃れられませんでした。

03
黄泉の国から戻ろうとしたイザナギは、妻との約束を破ってその姿を見てしまい、逃げ出します。イザナミは夫を追い、二柱は黄泉比良坂を塞ぐ千引の岩を挟んで向かい合いました。
イザナミは、夫がそのようにするなら一日に千人の人間を死なせると告げます。イザナギは、一日に千五百の産屋を建てようと答えました。
『古事記』はこのやり取りを、一日に人が死に、同時に新たな人が生まれることの由来として語ります。神話の世界で、夫婦の決別が生と死を分かつ境界となるのです。

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