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泣き続けたら、山も川も干上がった
スサノオは父のイザナギから、海を治めるよう命じられます。
ところが、スサノオは任された仕事をせず、ひたすら泣き続けました。
理由を聞かれると、「亡くなった母のいる国へ行きたい」と答えます。
ちょっと泣いた程度ではありません。
『古事記』では、スサノオは長いひげが胸元に届くほどになるまで泣き続けたとされています。
しかも、泣いているのは強大な力を持つ神様。
スサノオが泣き続けたことで、青々としていた山は枯れ、川や海まで干上がってしまいます。
泣いているだけなのに、被害が大きすぎる。
これには父のイザナギも黙っていません。
なぜ任された国を治めずに泣いているのかと問いただし、最後にはスサノオを追い出します。
のちにヤマタノオロチを倒す英雄の物語は、
「母のいる国へ行きたい」と泣き続け、山や川まで大変なことにして父から追い出される
という、なかなか予想できないところから始まるのです。



