01
弟・神武天皇を支えた頼れる「長男」
五瀬命(イツセ)は、日向(宮崎県)の地で「どこに行けば天下を平和に治めることができるか」と弟(神武天皇)と相談し、自ら軍を率いて東の美しい土地(大和国)を目指す「神武東征」の旅に出発しました。兄弟のリーダーとして、数々の困難を乗り越えて海を渡った頼れるお兄さんです。


ひこいつせのみこと
五瀬命
01
五瀬命(イツセ)は、日向(宮崎県)の地で「どこに行けば天下を平和に治めることができるか」と弟(神武天皇)と相談し、自ら軍を率いて東の美しい土地(大和国)を目指す「神武東征」の旅に出発しました。兄弟のリーダーとして、数々の困難を乗り越えて海を渡った頼れるお兄さんです。

02
大和国の入り口である孔舎衛坂(くさえのさか)での激戦中、敵のリーダー・長髄彦が放った矢が五瀬命の腕に突き刺さりました。負傷した彼はハッと気づきます。「我々は太陽の神(アマテラス)の孫なのに、太陽が昇る方向(東)に向かって戦ったのが間違いだったのだ!」。自然の理(神の属性)を無視した戦術のミスを深く悟った瞬間です。

03
五瀬命は「これからは太陽を背にして(西から東へ向かって)戦おう」と軍を迂回させますが、傷が悪化して紀伊国(和歌山県)の男水門で雄叫びを上げて無念の死を遂げます。この長男の悲劇的な犠牲とアドバイスがあったからこそ、弟の神武天皇は熊野ルートから太陽を背にして戦う戦術に切り替え、見事に大和を平定できたのです。

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