木花之佐久夜毘売

このはなのさくやびめ

木花之佐久夜毘売

木花之佐久夜毘売|美人妻の逆ギレ出産! 木花之佐久夜毘売の「炎の潔白証明」

基本情報

名称
木花之佐久夜毘売
読み
このはなのさくやびめ
神格・役割
富士山の神(浅間大神)として全国の浅間神社で祀られ、安産や火難除けの神としても信仰されている
系譜
オオヤマツミの娘で、ニニギノミコトの妻
関連する神
ニニギノミコト・オオヤマツミ・木花之佐久夜毘売
主なゆかりの地
富士山・浅間神社
主な登場資料
『古事記』(上巻)、『日本書紀』(神代紀)、平藤喜久子『神話でたどる日本の神々』(ちくま新書)
代表的な物語
オオヤマツミの娘で、ニニギノミコトの妻。美しい花の象徴とされる。富士山の神(浅間大神)として全国の浅間神社で祀られ、安産や火難除けの神としても信仰されている。

01

一目惚れ婚と、姉の突き返し

天から降りてきたニニギノミコトは、笠沙の岬でとんでもない美女に出会います。それが木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)でした。

ニニギが即座にプロポーズし、父のオオヤマツミも大喜び。しかし父は「姉の石長比売(イワナガヒメ)もセットでもらってくれ」と二人を差し出しました。ニニギは姉の容姿が醜かったため、姉だけを実家に送り返し、美しい妹のサクヤヒメだけと結婚するという行動をとります。

一目惚れ婚と、姉の突き返し

02

一夜での妊娠と、夫からの「浮気疑惑」

結婚してすぐ、サクヤヒメはニニギに「妊娠しました」と報告します。たった一夜の契りで身籠ったことになります。

これを聞いた夫のニニギは「いくら神でも一晩で妊娠するわけがない。それは国津神(地上の神)との浮気の子だろう!」と妻を強烈に疑います。心から愛した夫からのモラハラ発言。プライドを傷つけられ、激怒したサクヤヒメは、誰も想像しない過激な行動に出ました。

一夜での妊娠と、夫からの「浮気疑惑」

03

「炎の中」での狂気の出産劇

「私が身籠った子が天の神(あなた)の子なら、火の中でも無事に産まれるはずです!」

サクヤヒメは出入り口を土で完全に塞いだ隙間のない産屋(うぶや)を作り、そこに入って自ら火を放ちました。燃え盛る大火災の中で彼女は無事に三柱の男の子を出産し、命がけで自分の潔白を証明してみせたのです。美しいだけではない、この圧倒的な気性の荒さと執念から、彼女はのちに活火山である「富士山の神」として祀られることになります。

「炎の中」での狂気の出産劇

SAME CATALOG

同じ図鑑のほかの記事