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刀剣そのものの神格化
経津主神(フツヌシ)の「フツ」とは、刀剣で物がスパッと断ち切られる様を表す擬音語だと言われています。血や炎ではなく、剣の持つ「鋭さ」や「切断する力」そのものが神格化された、極めて純粋でシャープな武神です。


ふつぬしのかみ
経津主神
01
経津主神(フツヌシ)の「フツ」とは、刀剣で物がスパッと断ち切られる様を表す擬音語だと言われています。血や炎ではなく、剣の持つ「鋭さ」や「切断する力」そのものが神格化された、極めて純粋でシャープな武神です。

02
『日本書紀』において、彼は建御雷神(タケミカヅチ)とともに地上へ派遣されます。出雲の海辺で剣を逆さに突き立て、その上にあぐらをかいて大国主命に国譲りを迫るという、二柱の神による物理的かつ心理的な圧倒的プレッシャーは神話屈指の名シーンです。

03
地上を平定した経津主神は、千葉県の香取神宮に鎮座しています。隣の茨城県にある鹿島神宮(タケミカヅチを祀る)と対になり、古くから国家鎮護や武道の神として、関東の武士たちや現代の剣道家から絶大な信仰を集め続けています。

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