国之常立神

くにのとこたちのかみ

国之常立神

国之常立神|泥から生まれた大地の基盤。国之常立神の「後からの大出世」

基本情報

名称
国之常立神
読み
くにのとこたちのかみ
神格・役割
天地開闢の際、神世七代(かみのよななよ)の最初に現れた神
系譜
しかし、彼もまた性別のない独神(ひとりがみ)であり、大地の基盤を固めるという仕事を終えると、すぐに身を隠して物語から退場してしまいます
関連する神
イザナギ・イザナミ
主なゆかりの地
伊勢
主な登場資料
『古事記』(上巻)、『日本書紀』(神代紀)、伊勢神道・吉田神道の関連文献
代表的な物語
天地開闢の際、神世七代(かみのよななよ)の最初に現れた神。『古事記』では国之常立神(クニノトコタチ)、『日本書紀』では国常立尊と表記され、最初の神とされる。「国(大地)が永遠に立ち続ける」ことを神格化した存在。

01

泥の中から「葦の芽」のように誕生

天の空間が固定された後、まだ水に浮いた脂のようにドロドロだった大地から、生命力あふれる「葦(あし)の芽」が萌え出すようにして誕生したのが国之常立神(クニノトコタチ)です。彼が現れたことで、我々が住む地球(大地)の土台が永遠に安定したものになったとされています。

泥の中から「葦の芽」のように誕生

02

神世七代のトップバッター

『古事記』では、イザナギとイザナミに至るまでの「神世七代」という7世代の神々の歴史が語られますが、クニノトコタチはその栄えある第1世代の神です。しかし、彼もまた性別のない独神(ひとりがみ)であり、大地の基盤を固めるという仕事を終えると、すぐに身を隠して物語から退場してしまいます。

神世七代のトップバッター

03

中世神道での「最高神」への大出世

神話本編での出番は少ない彼ですが、鎌倉時代以降の伊勢神道や、室町時代の吉田神道において「クニノトコタチこそが、大日如来やアメノミナカヌシにも匹敵する宇宙の根本神(最高神)である」という独自の教義が作られ、大出世を果たしました。大地という揺るぎない基盤が、後世の思想家たちにインスピレーションを与えたのです。

中世神道での「最高神」への大出世

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