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厄災(マガツヒ)に対抗して誕生
黄泉の国で死の穢れに触れたイザナギが、川で体を洗った際、その汚れから「八十禍津日神(ヤソマガツヒ)」という恐ろしい厄災の神が生まれてしまいました。このままでは世界が不幸になってしまうため、その禍(まが)を「直す」ために即座に生み出されたのが大直毘神(オオナオビ)です。


おおなおびのかみ
大直毘神
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黄泉の国で死の穢れに触れたイザナギが、川で体を洗った際、その汚れから「八十禍津日神(ヤソマガツヒ)」という恐ろしい厄災の神が生まれてしまいました。このままでは世界が不幸になってしまうため、その禍(まが)を「直す」ために即座に生み出されたのが大直毘神(オオナオビ)です。

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彼の名前の「直(なお)」は、曲がったものや悪い状態を「まっすぐに直す」という意味を持っています。単に汚れを洗い流すのではなく、発生してしまった厄災やエラーを積極的に元の正しい状態(吉)へと強制変換する、極めてポジティブで能動的なリカバリー能力を神格化した存在です。

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江戸時代の国学者・本居宣長は、この神様の働きを極めて高く評価しました。彼の著作『直毘霊(なおびのみたま)』では、「世の中には理不尽な悪や災い(マガツヒ)があるが、それを包み込んで元の良い状態に戻そうとする力(直毘)こそが、日本古来の神道の真髄である」と論じています。

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