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スサノオが選んだ「流通と農業」の女神
スサノオといえば、ヤマタノオロチの生贄だったクシナダヒメを助けて結婚したエピソードが有名ですが、実はその後、大山津見神の娘である神大市比売(カムオオイチヒメ)を新たな妻として迎えています。「大市」という名前は「大規模な市場」を意味し、物が集まり流通する豊かな場所を神格化したキャリアウーマン的な女神です。


かむおおいちひめ
神大市比売
01
スサノオといえば、ヤマタノオロチの生贄だったクシナダヒメを助けて結婚したエピソードが有名ですが、実はその後、大山津見神の娘である神大市比売(カムオオイチヒメ)を新たな妻として迎えています。「大市」という名前は「大規模な市場」を意味し、物が集まり流通する豊かな場所を神格化したキャリアウーマン的な女神です。

02
彼女自身の物語での出番は少ないですが、彼女が産んだ二柱の子供が超VIPです。一人は、全国のお稲荷さんの主祭神である「宇迦之御魂神(ウカノミタマ)」。もう一人は、お正月にやってくる豊作の神「大年神(オオトシ)」です。日本の農業と経済のトップに君臨する神々を産み落とした、最強の「母」なのです。

03
彼女の父親は山の神(オオヤマツミ)であり、スサノオは海原を任された(あるいは嵐の)神です。山で採れた山の幸を、市場(大市)に集めて流通させるという、古代の経済ネットワークの成立を、彼らの結婚という形で表現していると民俗学では解釈されています。

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