01 鳥のように飛ぶ「楠の船」 鳥之石楠船神(トリノイワクスフネ)という長い名前には、「鳥のように空を飛び、石のように頑丈で、楠(くすのき)で作られた船」という意味が込められています。単なる乗り物(道具)ではなく、船自体が意志を持った一つの「神様」として扱われているのが最大の特徴です。
02 国譲りでの「輸送ミッション」 彼の最大の見せ場は、大国主命に「国譲り」を迫るための地上への派遣ミッションです。最強の武神である建御雷神(タケミカヅチ)の相棒(副使)として選ばれ、彼を乗せて天界から地上(出雲)へと空を飛んで降下し、見事に輸送とサポートの任務を完遂しました。
03 現代の「航空・宇宙信仰」へ 空を飛ぶ神聖な船というロマンチックな設定は、現代にも受け継がれています。神社の交通安全祈願はもちろんですが、日本の小惑星探査機が訪れた小惑星「イトカワ」の地名の一つに「アマノトリフネ(Amanotorifune)」と名付けられるなど、現代の宇宙探査のシンボルとしても輝き続けています。