天手力男神

あめのたぢからおのかみ

天手力男神

天手力男神|神々が会議と計略でアマテラスを誘い出す中、最後に世界を救ったのは彼の圧倒的な「物理パワー」だった。

基本情報

名称
天手力男神
読み
あめのたぢからおのかみ
神格・役割
力の神
系譜
天照大御神、思金神など
関連する神
天岩戸、戸隠神社
主なゆかりの地
『古事記』『日本書紀』
主な登場資料
天岩戸の扉を開き、天照大御神を外へ出す

01

太陽の女神を「力ずく」で引っ張り出す

アマテラスが天岩戸に引きこもり、世界が闇に包まれた大事件。神々は知恵を絞り、アメノウズメの裸踊りでアマテラスの気を引き、岩戸を少しだけ開けさせることに成功します。

しかし、そのままではまた閉じられてしまうかもしれません。ここで待機していた天手力男神(アメノタヂカラオ)の出番です。彼は岩戸の隙間にガシッと手を入れると、持ち前の凄まじい腕力で分厚い岩のドアを強引にこじ開け、アマテラスの手を引いて外へ引きずり出しました。世界の危機は、最終的に彼の強引なパワーによって解決されたのです。

太陽の女神を「力ずく」で引っ張り出す

02

投げ飛ばした岩のドアが「山」になった

タヂカラオの腕力のエピソードは、岩戸を開けただけでは終わりません。

「二度とアマテラスが引きこもれないように!」と、彼はその巨大な岩のドアを天界から力いっぱいぶん投げました。九州の高千穂にあったとされる天岩戸のドアは、日本の空を勢いよく飛んでいき、ドスーンと落ちた場所が長野県の「戸隠山(とがくしやま)」になったというスケールの大きな伝承が残されています。「戸」を「隠す」山という名前の由来です。

投げ飛ばした岩のドアが「山」になった

03

現在は「スポーツの神様」として大人気

圧倒的な腕力で世界に光を取り戻したタヂカラオは、現代の日本でも「力の神」「スポーツの神」としてアスリートたちから絶大な人気を集めています。

彼を祀る神社には、勝利や記録向上を祈願するお守りや絵馬が数多く並びます。神話の時代から現代に至るまで、「筋肉は世界を救う」という真理を体現し続けている、非常に頼もしいマッスルゴッドです。

現在は「スポーツの神様」として大人気

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