猿田毘古神

さるたひこ

猿田毘古神

猿田毘古神|威圧感MAXからのドジっ子伝説。猿田毘古神のまさかの最期

基本情報

名称
猿田毘古神
読み
さるたひこ
神格・役割
天孫降臨の際、ニニギノミコトの道案内(先導)を務めた国津神
系譜
アマテラスの孫・ニニギノミコトが天から降りてこようとした時、道の途中に異常なオーラを放つ神が立ち塞がっていました
関連する神
アマテラス・ニニギノミコト・猿田毘古神・ウズメ
主なゆかりの地
伊勢・五十鈴川・白鬚神社
主な登場資料
『古事記』(上巻)、『日本書紀』(神代紀)、戸部民夫『日本の神様がわかる本』(PHP研究所)
代表的な物語
天孫降臨の際、ニニギノミコトの道案内(先導)を務めた国津神。『古事記』では猿田毘古神、『日本書紀』では猿田彦命と表記される。導きの神、交通安全の神として全国の白鬚神社などで信仰されている。

01

誰よりも目立つ「天狗」のルーツ

アマテラスの孫・ニニギノミコトが天から降りてこようとした時、道の途中に異常なオーラを放つ神が立ち塞がっていました。

『日本書紀』の描写によれば、鼻の長さは約120cm、背丈は約2メートル以上。口や尻は明るく光り、目は八咫鏡(やたのかがみ)のようにギラギラと赤く輝いていたとされています。この異様で威圧感のある姿が、後世の「天狗」のイメージのルーツになったと言われています。ビビる天の神々に対し、彼は「道案内をするために待っていただけですよ」と名乗り出ました。

誰よりも目立つ「天狗」のルーツ

02

ウズメとの出会いと結婚

この時、ビビる男神たちを差し置いて彼に名前を聞きに行ったのが、度胸満点の女神・アメノウズメでした。

ウズメの強烈なアプローチを受けた猿田毘古神(サルタヒコ)は、無事に道案内の大役を果たした後、ウズメと共に故郷である伊勢の五十鈴川のほとりへ帰ります。二柱の神はそこで結ばれ、ウズメは「猿女君(さるめのきみ)」という名を与えられました。異形の巨人神と、度胸のあるダンサー女神のパワフルな夫婦の誕生です。

ウズメとの出会いと結婚

03

ヒラフ貝に手を挟まれて溺死

道案内の神として立派な功績を残したサルタヒコですが、『古事記』に記された彼の最期は驚くほどマヌケでコミカルです。

伊勢の海で漁(あるいは水浴び)をしていたサルタヒコは、海にいた「ヒラフ貝(大きなシャコ貝のようなもの)」に手をガッチリと挟まれてしまいます。巨漢の神が貝ごときにパニックになり、そのまま海に引きずり込まれて溺れ死んでしまったのです。日本神話において、これほど立派な神がこれほどあっけなく自滅するエピソードは他に類を見ません。威厳とドジっ子属性を併せ持つ、非常に愛嬌のある神様です。

ヒラフ貝に手を挟まれて溺死

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