01
逆刃の剣の上に座る「究極の威嚇」
大国主命(オオクニヌシ)が苦労して作り上げた地上の国。天の神々から「その国をこっちに譲れ」と要求するため、最後の使者として派遣されたのが建御雷神(タケミカヅチ)でした。
彼は出雲の海辺に降り立つと、持っていた十拳剣(とつかのつるぎ)を波の上に逆さまに突き立て、なんとその鋭い剣の切っ先の上で胡座(あぐら)をかいてオオクニヌシを問い詰めました。「お前の国、天の神に譲るか? 譲らないか?」……剣の刃の上に平然と座るというイリュージョンのような威嚇行為。オオクニヌシは完全にビビってしまい、「私では決められないので、息子に聞いてください」と責任を丸投げしてしまいます。



