滝夜叉姫

たきやしゃひめ

滝夜叉姫

滝夜叉姫|巨大骸骨を召喚せよ! 滝夜叉姫の「妖術と復讐」

基本情報

名前
滝夜叉姫
読み
たきやしゃひめ
生きた時代
平安時代の伝説を題材にした江戸時代後期
生前の立場
平安時代の武将・平将門の娘とされる伝説上の人物(本名は五月姫)。
主な伝承地・ゆかりの地
京都府・貴船神社、茨城県筑波山
死・怨霊化の経緯
平安時代の武将・平将門の娘とされる伝説上の人物(本名は五月姫)。
祟り・伝承
この滝夜叉姫の伝説を現代でも超有名にしているのが、幕末の浮世絵師・歌川国芳が描いた浮世絵『相馬の古内裏』です。
区分
怨霊伝説・歴史伝承

01

伝承の始まり:父・将門の復讐

滝夜叉姫(たきやしゃひめ)の物語は、平安時代の実話ではなく、江戸時代後期に山東京伝が書いた読本『善知安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)』で爆発的にヒットしたフィクションの怨霊伝説です。

父である平将門が討たれ、一族が滅ぼされた後、生き残った娘の五月姫は復讐を誓います。彼女は京都の貴船神社に籠り、「荒ぶる神よ、私に妖術をお授けください」と丑の刻参りを続けました。その執念が通じ、彼女はガマ(カエル)の精霊から恐るべき妖術を授かり、「滝夜叉姫」と名を変えました。

伝承の始まり:父・将門の復讐

02

妖怪軍団を率いたダークヒロイン

妖術を手に入れた滝夜叉姫は、筑波山(茨城県)を拠点にして、朝廷を倒すための反乱軍を組織します。

彼女の配下には、ガマの妖術使いや悪党たちが集まりました。朝廷はこれを討伐するために大宅太郎光圀(おおやたろうみつくに)という勇者を派遣します。滝夜叉姫は、妖術を使って次々と奇怪な幻術や妖怪を呼び出し、討伐軍とド派手な魔法戦を繰り広げました。

妖怪軍団を率いたダークヒロイン

03

浮世絵が決定づけた「がしゃどくろ」のビジュアル

この滝夜叉姫の伝説を現代でも超有名にしているのが、幕末の浮世絵師・歌川国芳が描いた浮世絵『相馬の古内裏』です。

御簾を破ってヌーッと巨大な骸骨(がしゃどくろ)が現れ、討伐軍の光圀を威圧するダイナミックな構図。滝夜叉姫が怨念の力で骸骨の化け物を召喚しているこの絵があまりにもカッコよかったため、彼女は「日本のダークヒロイン」の元祖として、現在でも漫画やゲームに影響を与え続けています。

浮世絵が決定づけた「がしゃどくろ」のビジュアル

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