01
孤独な2代目将軍の失脚
源頼家(みなもとのよりいえ)は、偉大なカリスマであった父・頼朝の死後、若くして将軍の座につきました。しかし、彼自身のわがままな振る舞いや、北条氏を中心とする御家人たちとの激しい権力闘争の末に孤立。重病で倒れた隙に将軍の座を弟に奪われ、出家させられて伊豆の修善寺へと幽閉されてしまいます。


みなもとのよりいえ
源頼家
01
源頼家(みなもとのよりいえ)は、偉大なカリスマであった父・頼朝の死後、若くして将軍の座につきました。しかし、彼自身のわがままな振る舞いや、北条氏を中心とする御家人たちとの激しい権力闘争の末に孤立。重病で倒れた隙に将軍の座を弟に奪われ、出家させられて伊豆の修善寺へと幽閉されてしまいます。

02
修善寺に幽閉された頼家の最期は、極めて無惨なものでした。伝承によると、彼が入浴中で丸腰だったところを北条氏の刺客たちが急襲。激しく抵抗する頼家の首に縄をかけ、局部を刺す(急所を潰す)などして惨殺したと言われています。武士の誇りを踏みにじる、あまりにも卑劣な暗殺劇でした。

03
頼家の死後、伊豆や鎌倉では彼の怨霊の噂が絶えなくなりました。実の息子の死を黙認する形になった母・北条政子も深く後悔し、彼の霊を鎮めるために修善寺に「指月殿(しげつでん)」という立派なお堂を建立しました。権力闘争の犠牲となった若き将軍の無念は、一族の心に暗い影を落とし続けたのです。

SAME CATALOG