01
鹿ヶ谷の陰謀と「鬼界ヶ島」への流罪
俊寛(しゅんかん)は、後白河法皇の側近たちと自身の山荘(鹿ヶ谷)で集まり、「平清盛をぶっ倒そうぜ」と秘密の宴会を開いていました。しかしこの計画は密告によってあっさりバレてしまい、激怒した清盛によって、俊寛と仲間の二人(藤原成経、平康頼)は、九州の遥か南にある絶海の孤島「鬼界ヶ島」へ流刑にされてしまいます。


しゅんかん
俊寛
01
俊寛(しゅんかん)は、後白河法皇の側近たちと自身の山荘(鹿ヶ谷)で集まり、「平清盛をぶっ倒そうぜ」と秘密の宴会を開いていました。しかしこの計画は密告によってあっさりバレてしまい、激怒した清盛によって、俊寛と仲間の二人(藤原成経、平康頼)は、九州の遥か南にある絶海の孤島「鬼界ヶ島」へ流刑にされてしまいます。

02
流刑から約1年後、都から「恩赦(許し)が出た」という知らせを乗せた船が島にやってきます。喜んで船に乗り込もうとした俊寛ですが、使者から「許されたのは他の二人だけ。お前の名前はない」と非情な宣告を受けます。
俊寛は「乗せてくれ!」と船に取りすがりますが、冷酷に突き落とされ、遠ざかる船を海岸に一人倒れ伏して泣き叫びながら見送ることしかできませんでした。

03
絶望と孤独の中、俊寛は島でやせ衰えて餓死(憤死)したと伝えられています。このあまりにも惨めで悲劇的な最期は、人々の深い同情を誘いました。後世の能(『俊寛』)や近松門左衛門の歌舞伎(『平家女護島』)では、彼の怨念や悲しみが美しくも恐ろしい亡霊の姿として描かれ、「裏切りと孤独」を体現するダークなキャラクターとして日本の演劇史に永遠に刻み込まれました。

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