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神様は建物ではなく「山」にいる
大神神社に本殿がない理由は単純かつ壮大です。神社の背後にそびえる美しい円錐形の山「三輪山」そのものが、ご祭神である大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の鎮まるご神体だからです。
参拝者は、拝殿の奥にある「三ツ鳥居(みつとりい)」という独特な形をした鳥居を通して、直接山に向かって祈りを捧げます。これは「神様は山や森、岩などの自然そのものに宿る」という、神社建築が生まれる前の縄文・弥生時代から続く古い自然崇拝の形と説明されます。立派な建物を造って神を祀るようになる前の、日本古来のピュアな信仰の姿がここには残されています。

Photo: Immanuelle / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0


