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「神戸(こうべ)」という大都市の名付け親
生田神社の創建は古く、神功皇后が三韓征伐からの帰途、神戸の港で船が進まなくなった際にお告げを受け、稚日女尊(わかひるめのみこと・天照大御神の和魂、または妹神とされる)を祀ったのが始まりとされています。 平安時代初期の806年、朝廷から生田神社に対して「神封戸(かんべ)」と呼ばれる44戸の家(神社の運営を支え、税を納める役割を持つ家系)が与えられました。 この「神封戸(かんべ)」の人々が住む集落が、やがて訛って(なまって)「神戸(こうべ)」と呼ばれるようになりました。 つまり、国際的な港町である「神戸」という地名そのものが、この生田神社に奉仕する人々の集落から生まれたものなのです。生田神社なくして、神戸の街は存在しなかったと言っても過言ではありません。


Photo: KENPEI / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0