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「首」が飛んできた? 怨霊から江戸のヒーローへ
平安時代、関東で独立国を築こうと反乱を起こし、討ち死にした平将門。 京都で晒し首にされましたが、その首が「関東へ帰りたい」と夜空を飛んで帰り、落ちた場所が現在の東京都千代田区大手町(将門塚)だとされています。 その後、周辺で疫病や天変地異が相次いだため、「将門の怨霊の祟りだ」と恐れた人々が、彼の霊を神田明神に手厚く祀り上げました。 転機が訪れたのは江戸時代です。 徳川家康は幕府を開く際、「かつて京都(朝廷)に反逆し、関東の独立を企てた将門公の反骨精神こそ、新しい武家政権の江戸の守護神にふさわしい」と考えました。 こうして、かつての朝敵は、江戸を力強く守る最強のヒーロー(江戸総鎮守)へと大出世を遂げたのです。

Photo: Junya Ogura from Tokyo, Japan / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0
Photo: Ethan Doyle White / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0