Photo: くろふね / Wikimedia Commons / CC BY 4.001
巨大ナマズの「尻尾」を押さえつける要石
香取神宮の境内を奥へ進むと、地面からわずかに頭を出している丸い石があります。 これが地震を防ぐとされる「要石(かなめいし)」です。古来より、地震は地中深くに住む巨大な大ナマズが暴れることで起きると信じられてきました。 利根川を挟んで対岸にある茨城県の鹿島神宮にも同じ要石があり、鹿島の神様がナマズの「頭」を、香取の神様が「尻尾」を石で突き刺して押さえ込んでいるという壮大なスケールの伝説が残っています。 江戸時代、水戸黄門(徳川光圀)がこの石の大きさを確かめようと家来に掘らせましたが、掘っても掘っても根元が見えず、ついに諦めたという逸話も鹿島神宮と同様に伝わっています。 二つの強大な武神がタッグを組み、日本列島の地下で荒ぶる自然の脅威を封じ込めているのです。

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Photo: Zairon / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0