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地震を防ぐロック「要石」と水戸黄門の挫折
鹿島神宮の森の奥深くに、「要石(かなめいし)」と呼ばれる不思議な石が地表にわずかに顔を出しています。直径わずか15センチほどの丸い石ですが、これこそが日本列島を地震から守っているとされる最強の呪術アイテムです。
古くから「地震は地下に住む大ナマズが暴れることで起きる」と信じられてきました。ご祭神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は、そのナマズの頭に剣(石)を突き刺し、二度と暴れないように押さえつけているというのです(ちなみに千葉県の香取神宮にはナマズの尾を押さえる要石があります)。
江戸時代、好奇心旺盛だった水戸藩主・徳川光圀(水戸黄門)が「本当にナマズを押さえているのか」と疑問に思い、家来に要石の周囲を掘らせました。しかし、7日7晩掘り続けても石の底(根っこ)にたどり着くことはできず、ついには怪我人が続出したため恐れをなして埋め戻した、という伝承が残っています。

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0


