白河小峰城

しらかわこみねじょう

白河小峰城

Photo: Douglas P Perkins (Douglaspperkins) / Wikimedia Commons / Public domain

白河小峰城|東日本大震災で石垣が崩壊。しかし「崩れた石に番号を振り、7000個以上の石を元の場所へピタリと戻す」という、奇跡の巨大パズルで完全復活を果たした!

白河小峰城を、東日本大震災で石垣が崩壊。しかし「崩れた石に番号を振り、7000個以上の石を元の場所へピタリと戻す」という、奇跡の巨大パズルで完全復活を果たした!という切り口から読み直します。一般的な城の概要を並べるのではなく、この城でしか成立しない出来事と、現在の姿とのずれを入口にします。

基本情報

名称
白河小峰城
読み
しらかわこみねじょう
別名
白河城
所在地
福島県白河市郭内
築城時期
1340年に築城
築城者
結城親朝
現在の城郭
三重櫓・門・石垣が復元された城跡公園として整備されている
文化財・指定
国指定史跡・日本100名城

この記事では、白河小峰城の見どころを「東日本大震災で石垣が崩壊。しかし「崩れた石に番号を振り、7000個以上の石を元の場所へピタリと戻す」という、奇跡の巨大パズルで完全復活を果たした!」から三つの場面に分けて追います。各Sectionでは、固有の事実がなぜ意外で、城の見方をどう変えるのかを確認します。

01

悲劇の伝説「おとめ桜の人柱」

悲劇の伝説「おとめ桜の人柱」を、東日本大震災で石垣が崩壊。しかし「崩れた石に番号を振り、7000個以上の石を元の場所へピタリと戻す」という、奇跡の巨大パズルで完全復活を果たした!の中の具体的な場面として見ます。

白河小峰城(しらかわこみねじょう)には、築城時にまつわる悲しい「人柱(ひとばしら)」の伝説があります。 江戸時代、城の石垣が何度も崩れて工事が難航した際、人柱(生贄)を立てることになりました。最初に城を通りかかった「おとめ」という名の一人の娘が捕らえられ、石垣の土台として生き埋めにされたのです。彼女の犠牲のおかげで城は完成し、その場所には彼女を悼む「おとめ桜」と呼ばれる桜の木が植えられたと語り継がれています。

悲劇の伝説「おとめ桜の人柱」

悲劇の伝説「おとめ桜の人柱」

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

02

2011年の大震災による「10箇所の崩落」

2011年の大震災による「10箇所の崩落」を、東日本大震災で石垣が崩壊。しかし「崩れた石に番号を振り、7000個以上の石を元の場所へピタリと戻す」という、奇跡の巨大パズルで完全復活を果たした!の中の具体的な場面として見ます。

時は流れ、2011年の東日本大震災。震度6強の激しい揺れにより、白河小峰城の石垣は広範囲にわたって崩壊してしまいました。なんと10箇所、合計7000個以上もの石が崩れ落ちるという、城郭としては致命的な大被害でした。 歴史的価値を守るため、重機で適当にコンクリートで固めるわけにはいきません。「崩れた石を、江戸時代に積まれた元の場所に、もう一度正確に戻す」という、途方もない修復プロジェクトが始まりました。

2011年の大震災による「10箇所の崩落」

2011年の大震災による「10箇所の崩落」

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

03

7000個の石を元の場所へ戻す「奇跡の修復」

7000個の石を元の場所へ戻す「奇跡の修復」を、東日本大震災で石垣が崩壊。しかし「崩れた石に番号を振り、7000個以上の石を元の場所へピタリと戻す」という、奇跡の巨大パズルで完全復活を果たした!の中の具体的な場面として見ます。

プロジェクトチームは、崩れた石の一つ一つに番号を振り、震災前の大量の写真と照らし合わせて「この石はどこの部分にあった石か」をコンピュータと人間の目で執念深く特定していきました。 そして、伝統的な石積みの技術を持つ職人たちが、パズルのピースを合わせるように、一つずつ丁寧に元の位置へと積み直していったのです。数年間に及ぶ努力の末、石垣は見事に震災前の姿を取り戻しました。江戸時代には人柱の犠牲を必要とした石垣工事ですが、現代の復旧工事は、人々の知恵と情熱によって奇跡の完全復活を遂げたのです。

7000個の石を元の場所へ戻す「奇跡の修復」

7000個の石を元の場所へ戻す「奇跡の修復」

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

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