今治城

いまばりじょう

今治城

Photo: Douglas P Perkins (Douglaspperkins) / Wikimedia Commons / Public domain

今治城|堀に海水を引き込んだ「海城」。今治城が城と港を一つにした理由

今治城を、堀に海水を引き込んだ「海城」。今治城が城と港を一つにした理由という切り口から読み直します。一般的な城の概要を並べるのではなく、この城でしか成立しない出来事と、現在の姿とのずれを入口にします。

基本情報

名称
今治城
読み
いまばりじょう
別名
吹揚城(ふきあげじょう)
所在地
愛媛県今治市通町
築城時期
1602年ごろ
築城者
藤堂高虎
現在の城郭
内堀と主郭部の石垣が残り、1980年以降に天守・櫓・門などを再建
文化財・指定
愛媛県指定史跡・日本100名城

この記事では、今治城の見どころを「堀に海水を引き込んだ「海城」。今治城が城と港を一つにした理由」から三つの場面に分けて追います。各Sectionでは、固有の事実がなぜ意外で、城の見方をどう変えるのかを確認します。

01

日本屈指の「海城」は、堀が海につながっている

日本屈指の「海城」は、堀が海につながっているを、堀に海水を引き込んだ「海城」。今治城が城と港を一つにした理由の中の具体的な場面として見ます。

今治城の堀には海水が出入りします。潮の満ち引きで水位が変わる堀は、山城の空堀や井戸水の城とは別の発想です。

城の周囲を海の延長にすることで、敵の進路を水で断ち、同時に船を城へ近づけることもできました。

日本屈指の「海城」は、堀が海につながっている

日本屈指の「海城」は、堀が海につながっている

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

02

堀の中は、魚が泳ぐ「水族館」になる

堀の中は、魚が泳ぐ「水族館」になるを、堀に海水を引き込んだ「海城」。今治城が城と港を一つにした理由の中の具体的な場面として見ます。

海水が入る今治城の堀では、魚や海の生き物を観察できます。

防御のための水が、そのまま地域の海の環境を見せる場所にもなっている。軍事施設だった堀が、現代では城の性格を伝える展示になっています。

堀の中は、魚が泳ぐ「水族館」になる

堀の中は、魚が泳ぐ「水族館」になる

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

03

船で直接、城から出撃できる

船で直接、城から出撃できるを、堀に海水を引き込んだ「海城」。今治城が城と港を一つにした理由の中の具体的な場面として見ます。

今治城には船を寄せるための舟入が設けられ、海上交通と城の動線が結びついていました。

城主にとって、海は外から攻めてくる脅威だけではありません。兵や物資を動かす道でもある。今治城は、港を守ると同時に港を使う城でした。

船で直接、城から出撃できる

船で直接、城から出撃できる

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

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