備中松山城

びっちゅうまつやまじょう

備中松山城

Photo: Douglas P Perkins (Douglaspperkins) / Wikimedia Commons / Public domain

備中松山城|備中松山城は、雲の上の天守より山を城にした工夫が面白い

備中松山城は、雲の上の天守より山を城にした工夫が面白い

基本情報

名称
備中松山城
読み
びっちゅうまつやまじょう
別名
なし
所在地
岡山県高梁市内山下
築城時期
1240年に大松山に砦が築かれ、1683年に現在につながる城郭が完成
築城者
秋庭三郎重信(起源)、水谷勝宗(近世城郭の大改修)
現在の城郭
現存天守・二重櫓・土塀の一部が残る山城
文化財・指定
国指定重要文化財・現存12天守

現存天守の希少さだけでなく、標高の高い山頂で曲輪と石垣をつないだ構造に注目する。備中松山城は景色ではなく地形の使い方を見せる。

01

一番高い場所にあるのに、天守は一番低い

備中松山城は、雲の上の天守より山を城にした工夫が面白い。この節では、一番高い場所にあるのに、天守は一番低いをその切り口から読みます。

一番高い場所にあるのに、天守は一番低いを、一番高い山にあるのに、天守は低い。備中松山城を支える「岩壁の要塞」の中の具体的な場面として見ます。

備中松山城の天守は、山頂に立つ巨大な塔ではありません。限られた山頂の地形に合わせた小さな建物です。

敵にとって重要なのは、天守の高さではなく、そこへ到達するまでに何度も斜面を登らされることでした。山の高さが、建物の不足を補っていました。

一番高い場所にあるのに、天守は一番低い

一番高い場所にあるのに、天守は一番低い

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

02

城より先に、巨大な岩壁が立ちはだかる

備中松山城は、雲の上の天守より山を城にした工夫が面白い。この節では、城より先に、巨大な岩壁が立ちはだかるをその切り口から読みます。

城より先に、巨大な岩壁が立ちはだかるを、一番高い山にあるのに、天守は低い。備中松山城を支える「岩壁の要塞」の中の具体的な場面として見ます。

城へ向かう道では、自然の岩盤と石垣が連続します。岩を削って平らにするのではなく、岩の形を防御線として取り込む。

敵が進める場所を細くし、上から見下ろせる位置を作ることで、山そのものが門のように働きました。

城より先に、巨大な岩壁が立ちはだかる

城より先に、巨大な岩壁が立ちはだかる

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

03

そして現在の城主は、人間ではなく猫

備中松山城は、雲の上の天守より山を城にした工夫が面白い。この節では、そして現在の城主は、人間ではなく猫をその切り口から読みます。

そして現在の城主は、人間ではなく猫を、一番高い山にあるのに、天守は低い。備中松山城を支える「岩壁の要塞」の中の具体的な場面として見ます。

現在の備中松山城では、猫城主さんじゅーろーが来訪者を迎えています。

もちろん戦国の城主とは違います。しかし、山の上まで人を呼び、城の歴史を知るきっかけを作る存在です。防御のための山城が、今は猫を通じて人と記憶を集める場所になりました。

そして現在の城主は、人間ではなく猫

そして現在の城主は、人間ではなく猫

Photo: Wikimedia Commons

はの門へ続く登城路と姫路城の天守

Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

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