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ガチ要塞に「お月見部屋」をくっつけた
ガチ要塞に「お月見部屋」をくっつけたを、ガチ要塞に増築された「防御力ゼロの宴会場」の中の具体的な場面として見ます。
松本城の大天守は、かなり本気です。 壁には鉄砲や矢を撃つための「狭間(さま)」が並び、石を落とすための設備もあります。 敵からすれば、 「できれば近づきたくない建物」 です。 ところが、そのガチガチの要塞の横を見ると、ちょっと雰囲気の違う建物がくっついています。 「月見櫓(つきみやぐら)」です。 名前のとおり、 月を見るための優雅な空間。 戦国時代が終わって世の中が平和になってから、3代将軍・徳川家光を迎えるために増築されました。 それまで、 「敵が来た!」 を想定していた城に、 「将軍が来るぞ!」 という別のイベントが発生したわけです。 しかも松本城公式によると、この月見櫓には 戦うための備えがほとんどありません。 ガチ要塞の横に、突然のお月見スペース。 戦車にサンルームを増築したようなギャップです。 そして、ここからが少し残念。 せっかく将軍を迎えるために作ったのに―― 家光、松本に来ませんでした。 戦う予定もない。 将軍も来ない。 でも月見櫓は残った。 おかげで今では、戦国時代の「戦う城」と、江戸時代の「平和な城」を一度に見ることができます。 松本城へ行ったら、大天守だけでなく横の月見櫓も見てください。 急に平和になった感じがすごいです。

ガチ要塞に「お月見部屋」をくっつけた
Photo: Wikimedia Commons
Photo: そらみみ / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0




