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おにぎりと柿の種の不等価交換から始まる悲劇
物語の発端は、蟹が持っていた「おにぎり」と、猿が拾った「柿の種」の交換です。すぐに食べられるおにぎりと、いつ実がなるかわからない種。一見すると蟹が騙されたように見えますが、蟹は熱心に種を育て、見事な柿の木に成長させます。
しかし、木に登れない蟹に代わって猿が登り、熟した柿を独り占めにした挙句、まだ青くて硬い柿を蟹に全力で投げつけて殺害(または重傷を負わせる)してしまいます。労働の成果を不当に奪い取った上に命まで奪う猿の非道な行いが、後の苛烈な復讐劇の正当性を担保しています。

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