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実はお婆さんが産んでいた? 衝撃の「回春型」桃太郎
私たちがよく知る「桃から赤ん坊が直接飛び出してくる」パターンの桃太郎は、一つの語り方として広く知られるようになった経緯があります。古くから全国各地に伝わっていた民話の中には、「回春型(かいしゅんがた)」と呼ばれる、現代からすると少し驚くようなストーリーが存在しました。
それは、お婆さんが川から拾ってきた桃を「お爺さんと一緒に食べてしまう」というものです。すると、桃の不思議な力で老夫婦はみるみる若返り、夜の生活を経て、お婆さんが自ら元気な男の子を「出産」するのです。
中国の思想などにおいて、桃は邪気を払い不老長寿をもたらす「仙果(神聖な果実)」とされていました。だからこそ、桃を食べた老夫婦が若返るという展開には当時の人々にとって説得力があったわけです。しかし、時代が下って江戸時代の草双紙(絵本)などで子ども向けに描かれるようになると、「お婆さんが身ごもる」という生々しい描写がマイルドになり、「桃から直接生まれる(果生型)」というわかりやすいファンタジーへと変化していったと考えられています。

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