分福茶釜

ぶんぶくちゃがま

分福茶釜

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分福茶釜|熱湯風呂は無理! 分福茶釜の「ドジっ子」な恩返し

基本情報

名称
分福茶釜
読み
ぶんぶくちゃがま
分類
日本の昔話
主な登場人物
タヌキ、和尚、男
主な舞台
群馬県館林市、茂林寺
物語の基本形
罠にかかっていたところを助けられたタヌキが、恩返しのために「茶釜」に化けて売られるが、火にかけられて手足を出してしまい、その後は綱渡りの芸を見せて人々を喜ばせたという日本の昔話。群馬県館林市の茂林寺が舞台とされる。
主な異説・地域差
本文では異説・地域差の記載なし
この昔話のポイント
茶釜に化けたタヌキが、火にかけられて「あちち!」と手足を出して逃げ回る。完璧に化けきれないドジっ子タヌキの、心温まる恩返しサーカス。

01

釜に化けたが「熱湯風呂」に耐えられない

心優しい男に助けられたタヌキは、恩返しとして高級な「茶釜」に化け、自分をお寺の和尚さんに高く売り払わせます。ここまでは完璧な作戦でしたが、和尚さんがお茶を沸かそうと、茶釜をかまどの火にかけてしまいました。

下からメラメラと炙られたタヌキは、熱さに耐えきれず「あちちち!」と叫び、頭と手足と尻尾をボコンと外に出してしまいます。半分茶釜のままギャーギャーと逃げ回る姿は、完璧に化けきれないタヌキならではの愛すべき失敗です。

釜に化けたが「熱湯風呂」に耐えられない
釜に化けたが「熱湯風呂」に耐えられない

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02

綱渡りサーカスで大ブレイク

和尚さんに返品され、元の男の家に逃げ帰ったタヌキ。しかし二人はへこたれません。「茶釜の姿のまま、綱渡りや傘回しの芸を披露する見世物小屋を開こう」と思いつきます。

この「半分茶釜のタヌキ」のサーカスは大評判となり、連日超満員の大ヒット。男は大金持ちになり、タヌキも見事に恩返しを果たしました。失敗を逆手にとってエンタメビジネスで成功するという、非常にポジティブな物語です。

綱渡りサーカスで大ブレイク
綱渡りサーカスで大ブレイク

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03

茂林寺に残る「お湯が尽きない」リアル茶釜

この昔話の舞台となったのが、群馬県館林市にある「茂林寺(もりんじ)」です。茂林寺には、伝説の元となった「分福茶釜」が現在も大切に保管されています。お寺の記録によれば、かつて守鶴(しゅかく)という僧侶(タヌキの化身とされる)が持参した茶釜で、一度水を入れると「千人の客が来てもお湯が尽きることがなかった」とされています。不思議な宝物の伝説が、大衆文化の中で愉快な昔話へと変化していったのです。

茂林寺に残る「お湯が尽きない」リアル茶釜
茂林寺に残る「お湯が尽きない」リアル茶釜

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